この間、夫とマイナーシールの話からパチの話へと発展して、色々違いを教えてもらいました。
ちなみにマイナーシールとは1980年代にビックリマンシールが大ヒットしたとき、その影に隠れてしまったシールの総称で、パチ(偽物)とはまた違うらしいです。
人によってパチの認識が異なっている場合があったりして、「マイナーシールはビックリマンシールのパチでしょ」という方もいるそうですが、厳密にいうと別物でビックリマンシールの人気に便乗して他のメーカーが作った独自の物だそうです。
マイナーシールはこちら☟
「消しゴム界の小さな宝石」と言われている(←夫曰く)アマダのキン消しも、バンダイのキン消しのパチとして考えられている場合もあるそうですが、こちらもまた決してパチではなくアマダはアマダの独自のブランドの消しゴムとの事です。
そして世の中には「パチのパチ」と呼ばれる消しゴムがあり、それがまた希少価値のあるアイテムなのだそう。
パチのパチって何?
夫に聞いた、「パチのパチ」ができる過程と希少価値
例えばキン消しだと、元の原型(←プロトタイプと言うらしい)を使って型を作り、その型に消しゴムの液体を流し込んで固めて作られた物が正規品、その正規品から型を作って作り出された新たなキン消し、これが「パチ」。
そしてそのパチを使って更にまた型を作り、その型から新たに生み出されたキン消し、これが「パチのパチ」だそうです。
その為、「プロトタイプ→正規品→パチ→パチのパチ」になるにしたがって、消しゴムが小さくなっていき、なおかつ背中の刻印も薄くなっていくので見る人が見たら偽物(パチ)だと分かるとの事です。
ただこのキン消しの世界、このパチも、このパチのパチも希少価値が出てしまっているのだそう。
マニアの間では「あの消しゴムのパチ持ってる?」「いや、持ってない」という危ない会話が繰り広げられているとか。
なぜパチに価値が出るのかというと、正規品が貴重で高額で手が出ないから。パチでも良いから持っていたいという、押しへの愛がパチをも価値のあるものにしてしまう様です。
話を聞いて思ったのは、貴重な正規品(本物)を使って型を作ったりしたら、元の消しゴムも汚れたり痛んだりしてしまうんじゃないの?という疑問が出て来てしまう私。なぜ私が正規品の心配をしてしまっているのだろう…。
今度正規品とパチと、パチのパチがあれば並べて写真をとってみたいと思います(^^)
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